どこも同じようなものです、漁業はどこも衰退していきますね。
https://news.yahoo.co.jp/articles/cf9a225d218798cbe04591be7a8a384ecef
酷いものですね。
僕が住んでいる地域は、30年前はぶりの養殖が大変盛んでちょっとした「ブランドブリ」としてなかなかの知名度を誇っていました。
しかし、漁業は年々衰退しています、目に見えて衰退しています。
その原因は、以下の通りだと思われます。
日本の国内漁業が衰退している原因は複合的で、多岐にわたります。主な要因としては以下の点が挙げられます。
1. 水産資源の減少:
- 乱獲: 過去の過度な漁獲が資源の減少を招きました。特に、産卵期や小型魚の無計画な漁獲は、資源の回復を妨げています。
- 環境汚染: 工場排水や生活排水による海洋汚染、赤潮の発生などが魚介類の生息環境を悪化させています。
- 気候変動: 海水温の上昇や海洋環境の変化により、魚の回遊ルートが変わったり、生息に適した海域が変化したりしています。サンマやサケの漁獲量減少には、この影響も指摘されています。
- 排他的経済水域(EEZ)の設定: 各国がEEZを設定したことにより、日本の漁船が海外の漁場から撤退せざるを得なくなったことも、漁獲量減少の一因です。
2. 漁業就業者の減少と高齢化:
- 労働環境の厳しさ: 漁業は一般的に「3K(きつい・きたない・危険)」のイメージがあり、若者の就業を敬遠させる要因となっています。
- 少子高齢化と過疎化: 日本全体の人口減少と高齢化に加え、漁村の過疎化が進行し、漁業を担う人材が不足しています。漁業就業者の平均年齢は高く、後継者不足も深刻です。
3. 水産物の消費低迷:
- 食生活の変化: 肉食中心の食生活への変化や、魚料理の手間などが、魚介類の消費量減少につながっています。
- 価格の高騰: 漁獲量の減少や燃料費の高騰などにより魚価が高くなり、消費者が魚を敬遠する傾向があります。
4. 資源管理の不備:
- 科学的な根拠に基づいた資源管理が十分に行われていないとの指摘があります。
- 漁獲量制限の不徹底や違法漁業も資源減少を招く要因となります。
5. 国際競争の激化:
- 海外の漁業国との競争が激化しており、日本の漁業者は厳しい状況に置かれています。
個人的には、「2」の後継者不足が最も大きな原因ではないか、と思っています。
漁業の魅力をうまく伝えられない→人が集まらない→技術が発展しない→市場が縮小する→儲からない………….ループ
的な感じだと思います。
農業や養蜂業、畜産業も同じようなものだと思います。
このようにして第一産業は廃れていくのでしょうね。
「食料なんて輸入すればいいだろ」という意見もありますが、個人的に食料は武器のようなものです。
他国に依存するのは非常に危険だと思います。
それに、日本には他国に誇る食文化があります。
その文化を支えているのは、生産者なのです。
日本の安全で高品質な食料の生産技術は、未来に受け継がなければならい、貴重な財産です。
大変微力ではありますが、僕は地元の水産業を復活させて盛り上げたいと持っています。
困難ではありますが、やりがいのあるミッションですね!
