食糧問題の救世主!?昆虫食は人類にはまだ早すぎるのでしょうか?
数宇年前から、様々なメディアで昆虫食が取りだたされていますが、今後の昆虫食はどのような方向に進むのでしょうか。
そもそも昆虫食は、そんなに斬新な試みではありません。
日本国内では古来から、そのほかのキリスト教圏、イスラム教圏、ユダヤ教圏の様々な国で昆虫食は行われていたようです。
(聖書にはバッタを食べる記述があるようです)
このように、昆虫食は世界中で大昔から(一応)行われていました。
日本では、イナゴや蜂の子を食べることは知られていますし、たしか沖縄では蝉の幼虫を食べています。
そのほかにも、ヤゴ(トンボの幼虫)、ガの幼虫、カイコ、カミキリムシ、ゲンゴロウ等が食用として用いられていました。
🐛2050年問題について
今、世界の人口は2050年に90億人に達するといわれています。
また、食品のロスや水、気候温暖化の問題もあり、今後飢餓により苦しむ人が増加することは間違いありません。
そのような諸問題を解決するために、昆虫を食料とする試みは自然なことだと思います。
といいますのも、食用昆虫には十分な量のエネルギーとタンパク質・アミノ酸といった栄養素が豊富に含まれているのです。
それに、バッタやカイコ、コオロギにはオレンジジュースよりも高い抗酸化作用を持つことなどが示されており、心臓病・糖尿病・がんの予防などに役立つ可能性も考えられます
また、甲殻類にみられるアレルギーの心配もそれほどなさそうです。
しかし、大きなデメリットが存在します。
それは、
(一般的に)昆虫は気持ち悪い!とにかく気持ち悪い!
のです。
世の中の多くの人、特に女性は昆虫が嫌いな人が多いですよね。
どうしても、あのフォルムに嫌悪感を抱いてしまうようです。
(個人的には昆虫はかっこいいとお思います。トノサマバッタ、クワガタ、カブトムシは文句なくかっこいいです)
そんな気持ち悪い生き物を、「食べてくれ」と言われても「嫌」と言うに決まってますよね。
世の中の声も、昆虫食に反発する人たちは非常に多くて、昆虫ベンチャーを立ち上げた会社などは名指しで猛批判されています。
昆虫食が今よりも認知、理解されるには昆虫そのもののイメージの刷新にかかっていますが、かなり遠い道のりのような気がします。
個人的には、昆虫はニワトリや魚などの餌にするに留めて、畜産や養殖に役立てるべきではないのか、と思います。
害虫「マメコガネ」をニワトリの餌にしています↓